日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2021年 9月】
2021.09.18(土) 「才能について」
若い頃、職業欄に画家と書くときなんだか恥ずかしく思えました。個展もして日展にも何度か入選していましたが、プロになっているのかに、自信が持てませんでした。幸い日本経済も上向きで絵の依頼も少しずつ増えてきてたのですが、まだまだ沢山勉強して深く観る心も養わないとと。でも大学の先生と絵描きのプロになんの資格もないのです。自分で言うだけです。
日本画を50年以上描き続けて自負もありながら、まだ未熟で不安だらけです。この人生の中で、私の作品と自信をもってどれほど言えるかは、わからないですが、努力だけはしたとしか言えません。それでもそれを才能と信じたい。先は、わからないですが年齢からくる老いも、きっと努力していたらなにか見えてくるかも、知らず知らずの中に、私だけしか描けない世界が生まれるかもと励ましの言葉で自分に言い聞かせて。これが私の生き方で人生。
あと何年描けるかなんて考えず、筆を持ったまま死にたいものです。秋の虫の声は、感傷的になりますね。この虫も一生懸命、命懸けで鳴いているのですね。ファイト✊!!
2021.09.03(金) 「雑感」
17×17㎝の作品の草稿をこの夏中ずっとしています。きっかけは、小さな絵を150点個展に発表された人があるのを聞いて、自分は出来るのかと思ったからです。
テ-マは、小鳥と花、先ずは、手当たり次第に描いて絞りこんで行く作業です。そして各月に整理してモチ-フの偏りを見直します。鳥たちの動きも重複のないよう見直し、顔を見るたびに直しを延々繰り返して季節が変わろうとしていることに焦りを感じはじめています。
この中で作品に何点なるのかわかりませんがこれも勉強と思います。自分にファイトです。