日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2021年 5月】
2021.05.23(日) 「個展について」
個展には作品の数が必要になってくるので、描くモチーフと構図が大切になります。私は、花鳥画なので植物と鳥をどんな風に表現しようか考えます。車を運転しながら見える風景からや、お風呂に入ってボーッとしながら頭に浮かんでくるイメージを探します。
古い絵も見ますが真似てはいけない。なぜかというと自分のものにするには、その見たものから私ならどうするか考えて熟成を待ちます、止めどなく鳥と花、季節、時間をパズルのように組み合わせまた考える。この繰り返しをしてやっと落書きのようにラフに書き留めて行きます。小さなスケッチブックに思い付くまま貯めていき、ほっておく、少し時間をおいて見てもう一度構図を考えていく。
では具体的には次にお話したいと思います。
2021.05.05(水・こどもの日) 「雑感」
緊急事態宣言が出され、せっかくの花の季節が今年もダメになりそうです。なぜ植物園や動物園、美術館が閉鎖されるのか理解できません。市民の身近な憩いの広場がなければ、地方へ却って行くと思いますが。
私は、散歩道に咲く雑草をあらためて描いています。テーマを考えるためには、描けるものの貯金が必要です。何でも手当たり次第描いておく。そして頭の中で、自分の世界をつくる。
例えば木を考えると若葉のモミジ、紅葉の時、ブナ、花の美しい桜、梅、桐、アセビ、実をつけるリンゴ、桃、ブドウ等々それをどう季節や大きさを考え決めていく。自由に頭の中で展開させて、繰り返し考える。
今は、次の個展をいつにするか決めていない、こんなことは、はじめてかもしれないのですが、心が自由で新しいことへの勉強が、楽しい。これはいろんな意味でチャンスかもしれないのでもうしばらく頑張ってみようと思います。