日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2020年 9月】
2020.09.08(火) 「主人について」
8月8日に急に主人が亡くなりました。きっかけは、6月1日の大腿骨骨折でした。それからの9週間いろんなことがありました。コロナの不幸です。
時が、過ぎて沢山の会話を思い出しますが、中でも、主人の体をきれいにするのにシャワーをかけている時、情けねぃなと呟いたことが、繰り返し聞こえています。最後までしっかりとした意識では、人の手を借りないとどうしようもないなんて、屈辱だったのでしょう。人間として全うする事は、本当に難しいものです。
そんな事を思うと主人は、晩年に体験した事と最後の9週間、見事に生きたと思います。どんなになっても生きて欲しいと思うのは、ただただ未練で、当人には、迷惑なのかもしれないなんて、思うようになりました。それでも残された者は、悲しい。
愛別離苦、仏教の教えがありますが、沢山の人が避けては通れない事で、乗り越えていかなければいけない事ですよね。このところ主人と心の中で会話するようになりました。良い思い出ばかりが残され、時が過ぎていくでしょう。幸いなことに、私には、描くことがあるので、私もまたこの人生生ききりたいと思います。