日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2019年6月】
2019.06.11(火) 「雑感」
幸田文という作家をご存じでしょうか?幸田露伴の娘として産まれ、さまざまな経験をしたことを小説やエッセイに書かれました。ちょうど40才頃読み始めて、自分の生活と比べ、こんな人が、いて、考えて、感じることに、共感していました。
その中で夜中にバラの花弁が散る音について書いてられるのを私も蓮の花弁の朝ひらく様とかさねて、感じる心を思っていました。今でも凄く静かな時にないはずの音を感じたりします。でもなんて若い頃は、独りよがりに、こんなに頑張っているのにとか、物事を大げさに受け取っていたのかと思うことも沢山あります。
少しだけ深呼吸してから考えてみると、そんなに大変じゃないかもと思えるようになってきた。ひょっとしたらこれが人生のいいところなのかも。何もないことが、幸せという考え方もありますが、なにかあっても対応出来る経験能力も年を重ねて、持てたのかも。振り返って笑い話になれば幸いですよね。梅雨の雨も楽しみたいですね。