日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
【2018年 8月】
2018.08.04(土) 「和紙」
紙を買いに行って年々良いものを手に入れ難くなってきたように思います。絵の扱いの常識、例えば、直射日光の当たるところに置かない、湿気の多いのもだめなど今までは、言わなくても良かったことについて注意しなくてはいけなくなっています。
そんな中、絵描きの出来ることは、良い紙を使うことからですが、和紙は一枚づつ手で漉いていくので、環境にも影響されるし、漉き手も大事ですが、高齢化のため、厚さが揃わなかったり、異物が残っていたり一枚づつを見て購入するようにしています。
絵具も筆も同じく良いものがあればその時に買っておくようにしています。恥ずかしいことですが、紙の知識が不充分なのでだめもとで実際に使ってはじめて良し悪しが、分かったりです。専門家が不在の中で伝統を繋ぐ難しさを思います。