日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。

【2018年 2月】

2018.02.22(木)　「雑感」

 　大杉漣という俳優さんが急死されたという訃報を見て思うことを書きます。父も姑も老衰で人生を全うしました。亡くなる刹那ついご苦労様と言ってしまいました。介護は苦しいことばかりで大変でしたと本当に言えるのかと思います。

　母の時に私はまだ19歳で急に亡くしたので、ただただ悲しくてなにもできなかった自分を何年も非難して後悔の繰り返しばかりしていました。後年おばあちゃんのお世話をさせていただいてやっと自分を責めることがなくなりました。

　私を頼ってくださってなんて幸運なのかと思います。きれいごとばかりはありませんが、喜んでくださった思い出ばかりこころに残りました。縁あって関わりを持つならやはり自分を頼ってくださったり待っててくださったりされる方が、言いわけをして何もしないより心が軽く思います。

　だから介護は、嫁の仕事とは思えません。家族とは喧嘩したり思いやったりする中で空気のような関係でいたいと思います。  こんなことを考えました。

2018.02.08(木)　「雑感」

 　急に個展を決めて何だか体がしゃんとした感じです。少しは、余裕を持って過ごそうと思っていたはずでしたが、やっぱり緊張感がある方が私にはあっているようです。

　ひとつは、陶器に金彩を始めたのがずいぶんたまったので何か違う展覧会をと思って小さな画廊でお客様を迎える自分の部屋其処で美味しいお茶とお話ができるような、そんな展覧会をしようと思います。

　なにをどう飾ろうか、その時の絵を想像する。季節は、初夏、緑の美しい涼やかな空間まだ今はいちばん寒い時なのに。

　そしてもう１つは、絵を描きはじめて50年の節目の今年を記念して今までの作品を振り返ってみようと思ってする展覧会です。

　思ってもいなかった場所を借りられたのは、なんて幸運なのか、潮目のように感じています。夏の終わり頃なので、どう並べていこうか、かなり大きな空間なのでこれからまだまだ考えないと。毎日あれやこれや頭の中が絵のことばかりですが、やっぱり楽しく感じるのは、性ですね。がんばります。