日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。
2017年06月22日(金) 「雑感 Part2」
なぜ写生をするか?どんなに細部まで写っている写真で絵を描こうとして見てもわからないことがたくさん出てくるように思えます。
簡単なスケッチでも、その時の空気、気持ちなにがよくて描いておこうと思ったのかまで、伝わってくるように思えます。描き留めているのは、形だけではなくてその刹那の感動のような気がします。
今、劇画的な絵が、たくさんあるように思えてなりません。外に出て写生をすることは、決して楽ではないのですが、ただ歩く中で見つけただけでもいいので、メモをするつもりで、手を動かすことを勧めたいです。こんなことを言っている私もアトリエで籠ることが多いので、反省です。
2017年06月09日(金) 「雑感」
絵描きになれるかどうかを見極めるのに、一番いけないと思うことは、横着かどうかだと思います。絵描きはかなり何でも自分できめて、生きています。例えば、何を描きたいか、いつ個展をするか、朝何時に起きてどうその日を過ごすかかなり自由です。ということは、甘えようと思えばいくらでも言い訳できます。
絵でもこれでいいと思ったら、完成です。誰も注意なんかしてくれません。よほどしっかりした考えを持っていないと言い訳の人性になります。自分に厳しくをずっと持ち続けることが大事です。
ピカソは、毎日描ききって、死んでから休めばいいというようなことを言ってます。どんな絵をどう描こうかは、いつも頭の中で、繰返し繰返し考え続けます。それでもなかなか思うようになりません。前に進んでいるつもりが、迷いの森にいたり。
自由とは、自分に責任を持って行いをきめること。絵描きってけっこう大変です。成りたいと思っている方の参考まで。