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※基本は第1、第3火曜日です。

 

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良子の部屋

日頃、創作活動の合い間に考えていることを“つぶやいて”いきますので、お気軽に閲覧いただければ幸いです。

【2017年 3月】

2017年03月31日(金) 「よもやま話」第二弾

  来週からいよいよ個展です。会場を借りるところから自分で準備するので、わずらわしい雑用がいっぱいありますが、そういうことも楽しめないと個展はできないと思います。

 

 まずお手伝いしてもらうスタッフ探し、DM制作のための作品撮影、作品リスト制作、お茶の菓子、皿、茶葉、なんて、まだまだたくさんありますが、一番大切なことは、ちゃんと作品を描くことです。

 

 今が、不安と期待の交錯する今日この頃です。作品チェックしながら忘れもの確認、自分磨きもしなくては。あとは、神だのみ。 

2017年03月26日(日) 「よもやま話」

  この季節、寒暖の差が体の不調を招きます。私は長年ぎっくり腰に悩まされていました。いわゆるマッサージに頼っていました。そして言われることは、運動不足。そうかと思い頑張って歩いて、効果を感じなくて、また止めていました、言い訳をしながら。

 

 でも絵を描くって結構体力、特に背筋力が要るのです。還暦を超えまだまだ頑張りたい、ここで真剣に体改造を考えました。本当はちょっとしたはずみだったのですが、トレーニングアドバイス、いわゆるパーソナルトレーニングをしてもらえる方に出会ったのです。

 

 まず初めに言われたことが頑張り過ぎないでした。さぁこれからと思っているのに?、でも考えてみるとちゃんとした筋肉、つまりトレーニングに耐える体さえなかったのです。

 

 長年ぎっくり腰にはこれはしない方が良いと言われたことが、かえって悪くしていたのです。まず正しいトレーニング、例えば腹筋運動、一番初めしたのは背中に手を敷いて寝、背中で手を押す、ここで腹筋の鍛える場所を自覚する。次に柔らかいボールを片方のお尻で押す。ここに筋肉をつけるのね。

 

 こんなことを週に一度のペースで半年ぐらいしてやっと普通のトレーニングをできる体になったようです。こうして書いているとなんと情けない体だったのかと思いますが、それでも続けているとちゃんと体は応えてくれるものだと。

 

 まず頑張り過ぎないことと、サボリながらでも続けること。私のトレーニンです。

2017年03月17日(金) 「春のお話」

  だんだん春の光に力強さを感じるこの頃ですが、春は季節の中でも特に気ぜわしく、大好きです。

 

 いまは沈丁花が庭を素敵な香りで包み次々と椿が花を咲かせてます。猫柳も銀色の花を、そして柳の花が風に揺られて咲きだしています。

 柳花を知る人は少ないと思いますが、一度見たらこれ程愛らしいものがあるかしらと感じてもらえると思います。そして一雨ごとに大きく変化してゆきます。

 

 小さなものが多いのですが、冬の寒さがなければ莓もれんげ草も麦も、桜も寒さが花をより美しくするようです。まず見てください。そこから写生が始まります。見る目を育ててください。

2017年03月08日(水) 「写生のお話」

  写生とは生を写すと書きます。形を写すではありません。西洋式のデッサンを入学試験のために習って、ものの形をそのように描けることだけを目指してしまって本当は何を写すかを誤解してしまうことになりがちと感じます。

 

 生という漢字の意味、日本語の深さを考えると私としては、生きている花はたえず動いているもの、少し難しくなりましたが、例えば蓮は咲く時に“ぽん”と音がすると、知ったかを言うのを聞いたことがあると思います。これは実際に集音実験をして間違いと書かれた本まであります。なのに蓮の花を見るとそう言いたくなるぐらい、急に雨が降ってきたりすると目で見ていてわかるぐらいの速さで花がつぼみます。

 

 どんな花も速さに違いはあっても太陽や雨、風そして生を蕾から散るまでの中で変化という動きをしています。

 

 刹那だけを見て全てを写せたと思うのは絵描きとしては、ちょっと悲しいように思います。咲いている場所に行ってその周りの景色、風、空気、いろんなものを感じたことを写すという行為の中に描き込めればと思います。これは、私流です。